YouTubeのオススメライブ映像 ーヒップホップ編ー

こんにちは、furutaです。

僕はYouTubeでお気に入りの動画を見つけると、「Best Performance」という再生リストに動画を追加するようにしています。今回はその「Best Performance」から3本のライブ映像をピックアップしてご紹介したいと思います。結果的にヒップホップの動画で私の2018年を振り返る流れになりました。

 

1.Travis Scott – SICKO MODE ft. Drake

この映像は世界的ラッパー、ドレイクのライブで撮影された映像です。

曲はトラヴィス・スコットの新作『ASTROWORLD』に含まれる‘SICKO MODE’です。イントロでのドレイクのアドリブが終わろうとするとき、トラヴィス・スコットが花道から登場し、会場のボルテージはマックスに達します。全面にLEDが敷き詰められた長方形のステージでオーディエンスを煽りまくる2人。スマホの上を駆け回る2体の妖精に見えなくもないです。

曲の特徴は繰り返されるテンポチェンジにあり、トラックの展開に合わせてマイクをリレーしていきます。『ASTROWORLD』のハイライトとも呼べるこの曲は今年のヒップホップシーンにおいて最もリマーカブルな曲の一つだと言って良いでしょう。個人的にも、間違いなく今年一番聴いた曲です。

公式のライブ映像では珍しい、引き撮影&グレースケールで、音割れもすごい映像ですが、それでもただならぬ規模感が伝わってきます。こういうお祭りが実在していてもおかしくないな、と思えてしまいます。

 

2.Chance The Rapper – All We Got in the Live Lounge

この映像は「BBC Radio 1Xtra」というデジタルラジオ局で行われたチャンス・ザ・ラッパー(以下、チャンス)によるスタジオライブの映像です。

曲は彼のミックステープ『Coloring Book』の1曲目に収録されている‘All We Got’。シカゴのトランペッター、ニコ・セガールの吹くトランペットが、時にメロディアスに、時にファンファーレのように高らかに鳴り、陽気なパーカッションも作用して曲全体に祝祭的なムードを演出しています。その全ての舵を取るチャンスが指揮者のように機能していることはこの動画からも感じられると思います。

この動画の見逃せないところは、1度目のコーラスを終えた後にチャンスが演奏をスローダウンさせてカニエ・ウェストに祈り・感謝に伝えるシーンです。チャンスにとって同じシカゴ出身で大先輩にあたるカニエ・ウェストは、当時ロサンゼルスの病院に緊急入院していました。時期的に「Thanksgiving」(感謝祭)に近かったこともあいまってセンセーショナルな一幕となっています。

余談です。チャンスといえば、記憶に新しいのは今年の「SUMMER SONIC」での来日公演です。僕はリリックを覚えたり解釈したりすることは習慣としてないのですが、この時ばかりはリリックやバックグラウンドについて調べるなど入念に予習して臨みました。ライブでは自分もクワイアの一員になれたような気がして2回(3〜4回かも)泣きました。チャンスのおかげで一段と音楽を好きになれたのでまた会ってお礼が言いたいです。

 

3.Kanye West – All Day (Live At The 2015 BRIT Awards)

最後に紹介するのは、カニエ・ウェスト(以下、カニエ)によるパフォーマンスです。

ステージ上には、カニエとそれを取り囲むラッパーや2器の火炎放射器が群れを成しています。その群れには曲の製作に関わった、セオフィラス・ロンドンやアラン・キングダムに加え、ヴィック・メンサやスケプタ、ノベリストやストームジーなどグライムシーンを牽引する英ラッパー勢が含まれています。数の暴力。『スイミー』(レオ・レオニ作)と同じ戦法です。

また、客席で踊りまくるテイラー・スウィフトもこの動画の注目すべきポイントだと思います。動きのボキャブラリーが豊富。(画像は動画のスクリーンショット)

テイラー・スウィフトとカニエとの間には10年前くらいから因縁があって、今日まで度々話題にされてきています。近年、選挙に際してセレブリティーたちが政治的スタンスを表明することは特に珍しいことではなくなりましたが、今年の米中間選挙でもこの2人は異なった立場を示し、結果的に対立した関係にありました。

その状況を踏まえると、約3年前のこの映像がずいぶんと昔のことように思えてきます。小さい頃見ていたCMとかプロ野球珍プレー・好プレーを見て「あ〜こういうのあったな」となる感覚と似ています。わがままですが、またいつかカニエで踊るテイラーが観たい…。

カニエとテイラーとの因縁や音楽と政治の関わりについて詳細が気になる方は以下の記事をご参照ください。

 

以上、個人的な思い入れが多々含まれていましたが、3つの動画を通して2018年を振り返ってみました。後半はカニエのことばっかりになったので、また機会があれば大好きなテイラー・スウィフトについても紹介したいです。

また、今回取り上げた曲やその周辺の曲をまとめたプレイリストを下に付けたので良かったらフォローして聴いてみてください。ありがとうございました。(furuta)