超個人的ベストソングス2019

(2018の結果はこちらから)

2019年の音楽シーンは、サブスクなしには語れないものとなった。

昨年のあいみょん爆ハネに続けと言わんばかりに、KingGnuOfficial髭男dismなど多くの若手アーティストの楽曲がサブスクを通じて広く知れ渡った。

さらに目立ったのは豪華な“解禁組”だ。BUMP OF CHICKENスピッツ、最近ではL’Arc~en~Cielサザンオールスターズなどベテラン勢の多くがそれまでしていなかった定額配信の解禁を乱発した2019年だった。若い世代へのアプローチとしての日本でのサブスクリプションの有用性が年々大きくなっている証拠だ。中でもの解禁には驚かされた。web媒体にすら姿を見せないジャニーズが、すぐ手の届く場所までやってきた。筆者自身、解禁日からしばらくはずーーっと嵐ばかり聴いていた。

そんな2019年、色んなジャンルで色んな名曲が生まれた。トップ10だけ選ぶつもりだったが、いい曲が10曲以上溢れていたのでトップ30に急遽変更。それではどうぞ!!!!

30位〜21位

30位 ATLAS / PassCode
29位 COCO / TENDOUJI
28位 天道虫 / THE YELLOW MONKEY 
27位 のめりこめ、震えろ。 / Tempalay
26位 ロマンス / 羊文学
25位 シャミナミ / ジェニーハイ
24位 風になる / Lucky Kilimanjaro 
23位 ほめられてる! / 眉村ちあき
22位 まだ途中 / BiSH
21位 Get Ready / Nulbarich

注目は28位のイエモン 『天道虫』。初めて聴いた時、“誰の肩に止まるかな くるくる回る天道虫”ってサビがダサすぎて笑っちゃったんだけど、なぜか何度も聴いてしまう。イエモンのブレない音楽は我々の世代にもしっかり響くのだ。あとMVもイントロのとことか超絶ダサいので一度観て欲しい。

ほぼPretender?

20位〜11位

20位  blue / LIGHTERS
19位 猫背矯正中 / PEDRO
18位 夢追いベンガル / あいみょん
17位 明日もきっと70点 feat.東雲めぐ / 私立恵比寿中学
16位 Melody / 我儘ラキア
15位 傘 / King Gnu
14位 ドレミソラシド / 日向坂46
13位 リボン feat.桜井和寿 / 東京スカパラダイスオーケストラ
12位 さらしもの feat.PUNPEE / 星野源
11位 ふゆびより / 佐々木恵梨

フィーチャリング多いな。特筆すべきは20位、注目のインディーズバンドLIGHTERS。ゆるりとした雰囲気はどこか懐かしく心地良くて、飽きることなく何回も聴いてしまう。 年末年始、ゆっくりしたい時間に聴きたい一曲。

リーガルリリーとかに近いかも

10位 BiS-どうやらゾンビのおでまし- / BiS

結成と解散を繰り返したBiSが、今年3期として再々出発。BiSHの名曲『オーケストラ』を彷彿とさせるストリングスとパンクの荘厳な融合、そして”3度目の行かなくちゃ”という歌詞が心を打つ。

9位 長い夜が明けて / Maison book girl

極端な変拍子の曲が多かったブクガだが、この曲ではすべてのクオリティを極限まで高めることだけに尽力した。息の詰まるような張りつめた空気感が唯一無二の世界観を作り出し、聴く人を虜にする。

8位 lost and found / millennium parade

King Gnu常田大希が仕掛ける、”トーキョーカオティック”を掲げたプロジェクト。Black Boboiというグループのエルムホイが歌うその声は神秘的だ。曲が進むにつれ高まる緊張感がたまらない。

7位 光の方へ / カネコアヤノ

”バンドメンバーに目がいってしまう”でおなじみカネコアヤノ。TVなどのメディア露出も増えてきたが、変わらないその力強さとやさしさが彼女の魅力だ。力強い高音とやさしい低音の両方を持つカネコアヤノの強みが前面に出た一曲。

6位 Same Thing feat.Superorganism / 星野源

一気に海外に向けたシフトチェンジを成功させた星野源。英語が苦手だったが、大河ドラマ出演をきっかけに練習したという。Superorganismオロノとの相性はばつぐんだ。

5位 カナリヤ鳴く空 / BiSH

スカパラトリビュートアルバムからの一曲。正直、スカパラの原曲より良い。スカパラの演奏をBiSHらしくパンキッシュにアレンジしたのも見事だし、なによりラスト大サビのアイナ・ジ・エンドがとんでもない!

4位 イエス / ズーカラデル

ズーカラデルの最新アルバム「ズーカラデル」がめちゃくちゃ良かった。『アニー』の印象が強かった彼らだが、それを払拭するぐらいにこの曲も名曲。穏やかな雰囲気の中に潜むほんの少しの寂しさが、聴く人の心を掴むのだろう。

3位 ありがとさん / スピッツ

最初に聴いたとき、いいとも最終回で松本人志が(さんまを)「まだまだ売れるわ!」と何度も言っていたのを思い出した。スピッツ、まだまだ売れるわ。待望のニューアルバム「見っけ」に収録のこの曲。関ジャムでも特集されていたが、何より歌詞が良すぎてどうしようもない。別れる相手への感謝や寂しさ、切なさをとてつもなく爽やかに歌い上げる。あー泣ける!!

2位 公然の秘密 / 椎名林檎

椎名林檎に老いというものは存在しないのだろうか。妖艶という言葉を具現化したようなその姿、その歌声に年齢や性別を問わずメロメロになってしまう。目まぐるしい展開の続くこの曲に、彼女の魅力がふんだんに詰め込まれている。いつまでも前衛を続けるその存在は日本の誇りだ。(Mステで)吉岡里帆が叫ぶ気持ちもとってもわかる。

1位 ちがうの / 私立恵比寿中学

エビ中が直近12月に出したアルバム「playlist」の一曲が鳥肌が立つぐらい良くて、スピッツや椎名林檎を抜き去り個人的今年No.1の楽曲となった。自分でもびっくり。ビッケブランカ提供のこの曲では、メンバーそれぞれの特徴的な歌声が最大限に発揮されている。低音が得意な真山や跳ねるように歌う中山、優しい歌声の小林など、それぞれの持つ唯一の特徴が様々な箇所に盛り込まれている。

そして何よりこの曲の鳥肌ポイントはサビだ。特徴的な6つの声が組み合わさると、信じられないほどのパワーが生まれる。”伸びやかに”という表現はこの曲のためにあるのだと言ってもいいほどに、サビの”Bye Bye Boy Again”の部分が伸びやかで、耳から入ったその音が全身を駆け巡る。楽曲としてのクオリティを最大限に上げつつ、曲中にアイドルらしい部分も織り交ぜているからもうお手上げだ。体制が何度も変わっていっているエビ中だが、その度に強くなっている。逆境を乗り越えた彼女らだからこそ、この素晴らしい楽曲を作り出すことができたのだろう。

CD音源聴くとさらにヤバい

以上、エビ中に度肝を抜かれた令和元年でした。色んな音楽を聴こうと尽力したつもりでしたが、やっぱり邦ロックとアイドルに偏りました。来年はもっと色々聴こう!!!

文責: 永村